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June 24, 2009

私的ドラフト記~その4

 さて、いよいよ牡馬である。既に時計は10時を指していた。

 牡馬1位 アドマイヤプリンス
 (アグネスタキオン×プロモーション、松田博)

 牡馬の1位では是非取りたい馬がいた。それがアドマイヤプリンスである。
 ダービー2着のアドマイヤメインの下。それ以降はあまり走っていないものの、その仔達の父はタイキシャトルとシンボリクリスエス。この仔はメインが毎日杯を買ったあたりに種付けされたことになる訳で、満を持して大物を出してきそうな予感がある。

 加えて、私が尊敬する予想家の水上学氏が、抽選で敗れたとは言え1位に指名したのがプリンスらしい。5月27日生まれの超遅生まれであることや、水上氏の昨年のドラ1は実は私と同じサトノエンペラーだったという事実には目をつぶって、とにかく抽選には参加しようと思った。

 競合は3名。幸い、思ったよりもバラけてくれた。願いを込めて樽に剣を入れていき、そして数ターン後。
 ついに私の目の前で黒ひげが宙を舞った。
 年甲斐もなくガッツポーズである。あまりにも嬉しく、酔った勢いもあってつい優勝と口走ってしまったほどである。

 ただ正直なところ、これだけベタな血統を自分が指名して走ってくれた試しはない。母スカーレットブーケの兄弟達で、ほとんど唯一といっても良いほど走らなかったキャスケードブーケを指名している前科もある。なんとなく来年の『イけてなかった馬列伝」に載ってきそうな不安もあるが、とりあえず今のところは満足である。牝馬での抽選負けが一気に吹き飛んだ。


牡馬2位 スカイフォレスト
(フジキセキ×テイクミーハイヤー、松田博)

 この辺ではだいぶ酒が回ってヘロヘロになってきている。本当は2位でネオユニヴァース産駒を取りにいくつもりだったのだが、当初予定のジャポニズムが1位で消えておりあまり馬が探せなくなっている。実はこの時点なら結構残っていたのだが。

 もはや欲望の赴くままに、プリンスと同じ松田博厩舎のスカイフォレストを指名してしまう。この馬は先に述べた水上氏の外れ1位。なんともミーハーな理由である。そしてこの順位だったためかスンナリ獲得。
 この馬、評判は良いものの、血統的にフジキセキ×トニービンはホームランか三振のイメージ。ドリームパスポートという成功例はあるものの、私個人のPOG期間中はパッとしていない。まあ好きな配合ではあるので良いか。

 このあたりから前回優勝したO川さんに差し入れていただいたワインに手をつけはじめる。


牡馬3位 ゴルトブリッツ
(スペシャルウィーク×レディブロンド、藤澤和)

 そろそろ即戦力を・・・と思いつつリストを眺めるが、実はあまり早そうなタイプは残っていない。そもそも勝ち上がったエイシンテュボーンなんて1巡目でとっくに消えていた。後で考えればこの時点ならオメガブルーグラス(父グラスワンダー)やトミケンパルティ(父タイキシャトル)はしっかり残っているのだが、それ以上に残っているベタな方に目が行ってしまった。母レディブロンドがまだ残ってるんだ・・・と思いつつフラフラと指名。もはや「なんでも欲しがるマミちゃん」状態である。そしてここも競合なしであっさり。

 言うまでもなく良血だが、この血統は爪の不安があるし全幅の信頼はおけない。それがここまで嫌われた理由だろう。ただ指名した時は天にも舞い上がるような気持ちになっていたと思われる。ドラフト最中にもかかわらず周囲に優勝宣言をして顰蹙を買っていたのもこの頃からではなかろうか。


牡馬4位 シーキングカフェ
(マンハッタンカフェ×シーキングロイヤル、池江郎)

 もはや目についたのをドンドン指名している状態だが、辛うじて入厩しているこの馬をリストの上位に残していたのは助かったのかもしれない。あまり上が走っていないが、かつては新馬勝ちした兄弟もいる。ターントウのクロスを持っているところはツルマルジャパンに近い配合であり、マンハッタンカフェ産駒で即戦力系として唯一期待できそうなのがこの馬である。こちらも競合無しでの獲得となった。


牡馬5位 ヴィクトワールピサ
(ネオユニヴァース×ホワイトウォーターアフェア、角居)

 いよいよ最後の1頭だが、既にかなりの量のアルコールが入っており、もはや指名済の馬の消しこみですらままならなくなっていた。あれー、こんなののこってるんだー・・・とばかりにスーブルソー(父ネオユニヴァース)を指名してしまうが、既に3巡目で消えていた。こういうケースはペナルティで、その順目の一番最後に回ることになる。

 指名待ちの間、ボーッとした頭でリストを見ているとどうも自分がリスト上位にあげていた馬が消されていないように見えた。もはやラストなので「これって消えてないんだよねぇ」と周囲に確認し、指名即獲得となったのがこの馬。アサクサデンエン、スィフトカレントの下であり、誰か上を持っていた人が指名するものと思っていた。実は一番最初のパッと見ではこの馬も外れ1位候補くらいの評価にしていたのだが、あまりにも情報が入ってこないので後で少しランクを落としていた。どう見ても年内間に合えばという血統だが、当たれば大きそう。エイ!とばかりの指名である。これで10頭完了である。

 しかし当初の予定に反して入厩しているのはわずか1頭。どうみても2歳戦に間に合ってきそうなイメージが全くわかない。ただ当たればかなり飛距離は出そうなので、とにかく気長に楽しみたい。(と、少し威勢の良さが薄れつつある今日この頃。)

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